全耳道切除術+外側鼓室包骨切り術

慢性外耳炎に加えて中耳炎を発症している場合、全耳道切除術に加え、外側鼓室包骨切り術(TECA+LBO)が必要となる場合があります。

この手術では、耳介は残ります。耳道を切除しますが骨伝導は残るため、わずかながら聴力はあるのでは、と言われています。合併症としては、顔面神経麻痺やホルネル症候群、関節後静脈からの大出血などが挙げられます。特に顔面神経麻痺は術後かなりの割合で出現してしまいますが、術中にきちんと確保、目視できれば起きてしまっても数週間で戻ります。

CT検査にて腫瘍性病変がないか、中耳の状況を確認して手術を実施します。

骨性外耳道内や鼓室包内の上皮組織やデブリスを除去し損ねると、感染、瘻管形成が起きてしまう場合もありますので、残さずしっかり除去する必要があります。ただし鼓室包の内耳機関がある報告には触れないように注意が必要です。