胃の腫瘍
CT検査においても発生源不明の腹部腫瘤が消化管閉塞を起こしたため摘出することとなった。
脾臓や小腸、胃に連続性があるように観察されたが、肉眼的にも癒着が強く、いずれからの発生なのかは不明であった。
脾臓全摘、小腸、胃の癒着部を切除した。小腸は端端吻合、胃は欠損部を2層で縫合した。
閉塞は解除したが、胃からの発生と判明。リンパ節転移もあり、c-kit染色も陰性であり、確定診断されず悪性紡錘形細胞腫瘍とされた。
術後状態は改善しましたが、1ヶ月ほどで、腹水が生じ、腹腔内播種や再発が疑われた。
胃の腫瘍とは関係ないですが、
診断がつかない腫瘍は、術後療法も適切なものを選択できない可能性があります。確定診断を出すためには、迅速な追加の免疫染色が必要ですが、今回は診断+その後のc-kit染色の結果にかなりの時間を要しました。結果これでも診断つかなかったことで術後治療に遅れが生じたと言わざるを得ません。こうしたこともあり現在は費用はかかるが優先的に診断していただくことが可能な病理組織検査会社や土日祝日も含んで7日ほどで病理組織診断を出してくれる病理会社に依頼をシフトしていっております。


